屋台と聞いて、ラーメンとビール、そして正体不明の焼き鳥を想像するなら…そのイメージ、そろそろ更新しませんか?福岡にある「Telas & Mico(テラス アンド ミコ)」は、そんな屋台の常識を軽やかにひっくり返す存在です。
この屋台を営むのは久保田健介シェフ。彼はかつてロンドンの高級寿司店「Zuma」や「Nobu」で腕を振るっていた料理人。そう、王族に刺身を出していた彼が、今は福岡のターコイズブルーの屋台で豚バラを炙っています。ハイエンドから屋台まで、美味しさには境界がないことを証明しています。
この屋台のメニューは、ただの多国籍ではありません。国境を超えた味の冒険そのもの。スモーキーなタンドリーチキン串、ミニサイズで休暇気分になれる豚バラタコス、そしてスパイスの奥深さに脳内計算が始まるラムコフタ。すべてが記憶に残るインパクト。
中でも注目は「明太子バターブルスケッタ」。ピリッと辛い明太子に、濃厚なバターを混ぜてカリカリのバゲットにたっぷり塗り、レモンゼストでフィニッシュ。食べた瞬間、「これ、全国のコンビニに置いてくれ」と叫びたくなる完成度です。日本はまだこのレベルに追いついていないのかもしれません。
屋台の見た目も抜群。ブルーとクリームの外観は、昔ながらの木造屋台の中で目立ちまくり。座れるのは5〜6人程度で、内輪感たっぷり。知らない人同士でも気づけばワイン片手に笑い合う、そんな空間です。シェフも気さくに話しかけてくれるので、料理だけでなく会話も絶品。
火曜から土曜の夜7時から深夜まで営業しており、予想外の味、チャーミングな雰囲気、そして明太子の魔法を求めて来る価値あり。食の冒険家や気取らない美食家にはうってつけ。東京ドリフト仕様の屋台で食べるラムコフタなんて、そうそう体験できません。
次に福岡を訪れたら、ラーメン巡りの合間にぜひこの屋台にも足を運んでみてください。香りと好奇心を頼りに歩いていけば、間違いなくそこにたどり着けます。ナプキンは、感動の涙用にお忘れなく。