飛行機を降りた瞬間、遠くから聞こえてくる笑い声、音楽、そしてビールジョッキの「カンカン」という音。それが札幌の夏まつりのはじまり。ここでは、普段まじめな札幌市民も夏だけは全力で遊びます。あなたも例外じゃありません。
まずは大通公園。ここは「世界でいちばん礼儀正しいビアガーデン」と言っても過言ではありません。ビールの大ジョッキと北海道の海鮮グリルがテーブルを埋め尽くし、隣の知らない人ともすぐに乾杯。カニの脚と格闘し、勝利した瞬間、思わずガッツポーズ。もちろん拍手されます。
香ばしいタンドリーチキンの屋台に、ドイツソーセージ、そして空の下の寿司バーまで。フォークと箸を両手に、あなたは器用な道化師状態。何かを地面に落としても気にしない、それもお祭りのスパイスです。
夕方にはアイヌの伝統舞踊。太鼓のビートが心臓に直撃し、気づけばあなたの足も勝手に踊ってます。ぎこちない動きでも大丈夫、周りの人たちは「いいぞ!」と笑顔で拍手してくれます。
夜になると公園は光の国に変身。提灯が道を照らし、花火が空にネオンのクラゲやスマイルマークを描きます。毎回「おおーっ!」と声を上げて拍手する自分に気づくはずです。
その後は、星空の下でサイレントディスコへ。みんなヘッドホンで違う曲を聴いてダンス。あなたはテクノ、隣の人は昭和歌謡。よく分からないけど、なぜか一緒にノリノリ。コングラインを始めてみたら、3歩で崩壊。でもそれがまた爆笑ポイント。
疲れたら、ビールジョッキ運びコンテストを見物。両手いっぱいのジョッキを落とさずに運ぶ挑戦者たちに、思わず「がんばれー!」と声援を送ります。ちなみに練習でシャツがビショビショになったあなたは、観客側で正解です。
なぜこの祭りに行くべきか?それは、非日常の楽しさを全力で味わえるから。知らない人と笑いあい、深夜に巨大なポテトを食べて「勝った」と感じるから。自分のバカバカしい姿を笑えるから。ルールから少し外れても、ここではそれが正解です。
札幌夏まつりは、ただのイベントじゃない。大人に与えられた「今日ははしゃいでいい日」の証明書。ビールと冒険とちょっとの勇気だけ持って、思いきり遊びに行きましょう。