もしあなたが東京で野球のレジェンドになりたいけど、バットよりホットドッグを持つ方が得意なら、明治神宮外苑バッティングセンターがあなたを待っています。伝説の明治神宮球場から歩いてすぐ、ここは夢とプライドと、時々木製バットが砕け散る場所です。
まず最初に、この施設の雰囲気について話しましょう。ここは最新式ロボットがあなたのスイングを分析して「あなたのスイングは茹でた麺以下です」と言ってくるようなハイテクな場所ではありません。もっと、味のある昔ながらの空気が漂っています。ひび割れたヘルメット、微妙にベタベタするバッティンググローブ、自動販売機のコーヒーの香りに満ちています。つまり、完璧です。
トークンを手に取り、打席を選び、バッターボックスに立つと、そこには戦場のような年季の入ったバッティングケージが。マシンがエンジン音を唸らせ、ボールがあなたに向かって発射されます。優しいボール?そんなものは存在しません。貸した金を取り立てるかのような勢いでボールが飛んできます。ようこそ、ビッグリーグへ。
スピードは選べる、らしいですが、実際はどれも速すぎて泣きたくなります。バットを握りしめ、構えて、振る……そして壮大な空振り。まるでバットがヘリコプターになったかのように。大丈夫、ウォームアップです。次の球、また空振り。でも今回はいい音がしました。成長しています。
三球目、四球目あたりで、奇跡的にボールに当たるかもしれません。ボールがちょろっと前に転がっただけなのに、自分ではグランドスラムを打ったかのような気分。ヘルメットを直しながらドヤ顔。隣の打席で静かにレーザービームを打ち続けるおじさんに敬礼。
ここで一番楽しいのは人間観察かもしれません。スーツ姿で空振りを繰り返すサラリーマン、球を異次元に飛ばす高校生、笑いすぎて立てない観光客、そしてバッティンググローブにスパイク、メジャーリーグのユニフォーム姿でスカウトを待っている謎のガチ勢。
料金も良心的なので、財布を気にせず心ゆくまで恥をさらせます。バッティングに疲れたら、周囲のカフェでのんびりしたり、緑豊かな外苑を歩きながら自分がレジェンドだったかのように余韻に浸ることもできます。
野球好きでも、ただストレス発散したいだけでも、明治神宮外苑バッティングセンターは間違いなくおすすめです。友達と一緒に。敵とも一緒に。心と肩と笑う準備をして、いざバットを握りましょう。