日本一のローカルガイド  Tokyo Chase Logo  毎日更新
   
東京 チェイス
フード / 千代田区

日本初のビュッフェ:インペリアルバイキング サール

東京には数え切れないほどのビュッフェがありますが、回転寿司や食べ放題焼肉が登場するずっと前に、大胆な実験が帝国ホテルで行われました。1958年、インペリアルバイキング サールビュッフェがオープンし、日本初のビュッフェとなったのです。「スモーガスボード」という言葉は舌を噛みそうだと判断され、「バイキング」と名付けられました。以来、日本ではビュッフェを「バイキング」と呼ぶようになり、「今夜はバイキングに行く」と言えば剣や盾ではなく唐揚げを意味するようになったのです。

インペリアルバイキング サールに一歩足を踏み入れると、そこは食文化の歴史と終わりなき食のカーニバル。洗練されたヨーロッパの雰囲気と、東京の旺盛な食欲が融合しています。帝国ホテル本館の最上階に位置しているため、窓の外に広がる東京の街並みを眺めながら、デザートとの戦いに挑む覚悟を決めることができます。

ここでは何が待っているのでしょうか。ヨーロッパ、日本、中国、そしてアメリカの料理が次々と並びます。前菜は彩り豊かなサラダやスモークサーモン、繊細な刺身、芸術品のようなテリーヌ。メインディッシュは迫力満点。シェフが目の前で切り分けてくれるローストビーフは柔らかく皿の上でとろけそうです。グラタンはチーズがぐつぐつと泡立ち、焼きたての魚介類、カリッと揚がった天ぷら、旬の野菜が並びます。

そして恐るべきはデザート。ケーキやムース、プリン、宝石のような果物がずらりと並びます。帝国ホテル名物の苺ショートケーキやトッピングを山ほど乗せられるソフトクリームも見逃せません。コーヒーも極上で、つい「もう一皿いける」と錯覚してしまいます。

この体験は量だけでなく格式も大切にしています。スタッフは笑顔で料理を補充し、ソースについての質問にレストラン並みの丁寧さで答えてくれます。お客は作戦を立てながらも結局は食欲に負け、皿の上に山を築き「あと一回だけ」と呟きます。子供は天ぷらタワーを競い、大人は寿司とローストビーフを同じ皿に乗せて悪戯心を思い出します。

面白いのは、このビュッフェが人の計画をあざ笑うことです。「ゆっくり食べよう」と決めたはずが、気づけばカレーライス、牡蠣、チョコムースを同じ皿にバランスさせています。「食文化の歴史を体験するため」と言い訳しても、デザートに差し掛かる頃には自分の胃袋と本気で交渉しているのです。

結局インペリアルバイキング サールは単なる食事ではありません。食の博物館であり、伝統であり、そして最高に楽しい暴走への招待状です。日本初のビュッフェは今もなお最高峰であり、文明的でありながらも心から豪快な食べ方こそが最も楽しいのだと証明しているのです。

インペリアルバイキング サール
日本 〒100-8558
周辺のおすすめスポット

関連おすすめ

フード / 伊豆市

東府や 足湯ベーカリー

足湯とパンの贅沢時間、ここでしか味わえない癒しのベーカリー体験

フード / 熱海市

とん一のとんかつ

この熱海のヒレカツサンドを食べたら他が物足りなくなるかも

フード / 目黒区

オニバスコーヒー

美味しいコーヒーは街を少し優しくする

フード / 渋谷区

ツリーバイネイキッドのヴィーガン料理

感情の森で体験する夢のようなディナー

フード

タフグミキャンディ

噛む覚悟はある?日本最強グミ、ここに登場!

東京チェイスに戻る