ざわめきは早朝から始まる。アーティストたちは夢とアクリル絵の具を詰め込んだバックパックを背負ってやってくる。太陽が東京ビッグサイトの上に昇る頃には、すでにその場はエネルギーで満ちている。これは普通のイベントではない。これはDesign Festa Vol. 61だ。2日間。何千人ものクリエイター。一つの巨大な色と音と動きの爆発。
Design Festaは、境界線が消える場所。カテゴリが溶け合い、スニーカーにスイカを描く人の隣に、ジャンクヤードの金属でドラゴンを作る彫刻家が並ぶ。アジア最大のアートイベントであり、最高に混沌としていて、最高に楽しい場所。その場の空気は、野心と騒がしさ、そして何でも起こり得るという予感でビリビリと震えている。実際、たいてい何かが起こる。
Design Festaのユニークさは、その規模だけではない。その精神にある。誰でも参加できる。有名である必要はない。必要なのは、ビジョンとそれを表現する勇気だけ。昨日コピーしたばかりのZINEを売る10代のイラストレーターから、新作を発表するプロのアニメーターまで、すべてがここにある。ストリートウェアブランドの隣に、リミックスされた伝統的な着物が並ぶ。食べ物をモチーフにしたアートや、香水、フェルトで作られた生き物たちのブースが連なる。
会場を歩くのは、10メートルごとに誰かの夢の中に迷い込むような体験。あるブースでは、侍の鎧を着たカエルの手描きステッカーを売っている。その隣では、3分以内にデジタルポートレートを描いてくれるアーティストがいる。フル装備のコスプレイヤーがタピオカを飲みながら、近くのステージではアバンギャルドなダンスが爆発している。それはギャラリーであり、フリーマーケットであり、夢のような世界だ。
今年のVol. 61は特に熱を帯びている。春の空気のせいか、国際的な参加者の増加か、それとも60回以上続いてきたイベントの成熟した鼓動のせいかもしれない。世界中から訪れる来場者は、好奇心を胸にやってきて、手作りの宝物が詰まったトートバッグを手に帰っていく。アーティストたちは売るために来るが、それだけではない。つながるために。刺激を受けるために。可能性を見るために。
ある瞬間には、自動販売機の幽霊のような衣装を着たデュオがシンセポップを演奏している。そのすぐ後には、再生ビニールレコードでイヤリングを作る人と深く語り合っているかもしれない。すべてが無加工で、喜びにあふれ、ときに奇妙で、それがたまらなく魅力的だ。
ここは発見の場でもある。日本の現代アートの中で有名になったアーティストたちの多くが、ここからスタートしている。どの静かなブースが次のスターの始まりになるかはわからない。どの通路にも驚きが、どの角にもアイデアが潜んでいる。
Design Festaは、単なるアートイベントではない。創造性は混沌であり、奇妙で、生きているということを思い出させてくれる場所。美しいものや変わったものを作るのに、誰かの許可はいらないということ。グリッターやマーカーでものを作り、それを見せるという行為が、ひとつの勇気なのだと教えてくれる。
だから、もしこの5月に東京にいるなら、美術館を1日スキップして、この雑音の中に飛び込んでみてほしい。ブースの迷路をさまよい、ラーメン鉢型のレジンリングを売っている人と話してみてほしい。紙を詩に変える誰かを見てほしい。そしてきっと、何かが変わっている自分に気づくはずだ。
Design Festa Vol. 61は、理解されるためにあるのではない。感じるためにある。