目黒の静かな通りにひっそりと佇む「バーガーポリス」。ここでは、ジューシーなパティと遊び心満載のテーマで、あなたの味覚に逮捕状が出される。
控えめにオープンしたこのバーガーショップは、瞬く間にカルト的人気を獲得。地元の人々はコンビニの列で噂し、観光客は偶然立ち寄って虜になる。この店の魅力は、バーガーのクオリティだけでなく、体験そのものにある。
内装は徹底した警察テーマ。煉瓦の壁には警察の徽章、テーブルには「事件ファイル」としてメニューが置かれ、まるで食べ物好きの警察署のよう。スタッフは偽バッジをつけて無線風に注文を読み上げ、ミルクシェイクを「チーフ」と呼びながら渡してくれる。
メニューはシンプルながら破壊力抜群。看板商品の「クリミナルチーズバーガー」は、肉厚のビーフパティにチェダーチーズ、グリルオニオン、そして秘密のソース(マヨネーズと奇跡のブレンド?)が挟まれた逸品。ふわふわのブリオッシュバンズがしっかり支えてくれる。
「LA、ロンドン、メルボルンでバーガー食べてきたけど、ここはマジで拘束されるレベル」と話すのは、シンガポールから訪れたエンジニアのダニエル・ウォンさん。
ベジタリアン向けの「アンダーカバーベジバーガー」も本格派。しっかりとした味わいのパティと風味豊かなソースで、肉がなくても満足度高め。カリッと揚がったフライドポテトを添えれば、もう事件解決。
ミルクシェイクはバニラ、チョコ、ストロベリーの3種。濃厚で背徳感たっぷり。
「チョコレートシェイク頼んだんですけど、もうデザート兼セラピーでした」と話すのは、都内の大学生・田中愛花さん。
週末は特に混み合うが、店員たちは笑顔とスピードで捌いていく。テイクアウトもあるが、ここは現場で楽しんでこそ意味がある。
「最初はネタかと思ったんですけど、バーガーは本当に最高でした。食べ終わるのが早すぎたって注意書きももらいました。最高」と話すのは、メキシコシティから来た観光客レオ・マルティネスさん。
東京といえば寿司、ラーメン、ミシュランレストラン。しかし目黒では、また違った“美味しい正義”が執行されている。バーガーポリスでは、唯一の罪は「美味しすぎること」だ。